時間と意欲の関係性

私は以前はクリエイティブな仕事についていました。まだ世の中に無いものの中で、あったら便利だな。と思えるものや、既にあるものでも、少し改造すると、もっと便利になるな。と思えるものを作っていました。

そういった環境の中では時間の概念が少し変わり、何時~何時までが仕事。という考え方が難しくなります。やりたい!作りたい!と思ったものが出来るまでが作業時間で、それ以外は作り方を考える時間。タイムカードなどとは無縁でした。

労働基準法では目安となる作業時間が決められており、それを超えると超過作業という設定になっています。しかし、ある程度裁量権を持った人は自由に時間を使う事が出来ます。

私の知っている自己裁量権を持つクリエイターは、納期の2~3日前はほぼ寝ずに仕事を行い、クランクアップすろと、長く休みを取ります。朝が早いとか、夜が遅いとか、そういった概念ではなく、仕事が終わっているか?自分の仕事に納得がいっているか?が仕事をするか?しないか?の判断基準になっているのです。

裁量権を持っていない人は、定時という時間が存在し、定時になったら仕事を開始し、定時が来たら仕事を終了させます。しかし、この定時を守らない人が存在します。

スタッフのタイムカードを見て思う事は、ギリギリに出勤している人は、遅刻するようになり、遅刻が増えた人は欠勤するようになります。これはタイムカードの時間と仕事に対する意欲に関連があるのではないか?と思いました。

タイムカードを見ていると、出勤時にギリギリでタイムカードを押している人は、退勤時もギリギリで押している事が多い事に気付きました。この心理を推測すると、なるべく遅く現場に入り、なるべく早く現場から去りたい。ようは、職場にいる時間を短くしたい。という心理が働いていると感じました。

こういった人は1分遅刻しても、15分遅刻しても給与が同じだと気づくと、1分遅刻する場合は、わざと送られて15分遅刻するようになります。もしくは、午前病院に行って、午後から出勤出来たとしても、午前休ではなく、1日休みを取るという事をします。1分の遅刻が15分、30分、1時間となり、やがて欠勤するようになり、退社するようになるのです。

そもそも意欲がある人はギリギリに出勤するような事はありません。

自分の大好きな歌手のライブに遅れていく人が何人いるでしょうか?大好きな恋人と待合せする時にギリギリの時間に行こうとするでしょうか?意欲が高い時は、時間は前倒しになるものなのです。

仕事をしたくないと思っている意欲の低い人は、自然と出勤時間が遅れてしまうのです。

時間が守れない人を管理する管理者は自分の意欲が高ければ高い程、なぜ時間が守れないんだ?と理解出来ない気持ちになりますが、「早く起きろ!」「遅刻するな!」と声を荒げる前に、まず仕事に対するモチベーションを上げてあげる事、そして意欲を持って仕事する事のメリットを教えてあげる方が近道なのかもしれません。

生意気言いましたが、以上です。