企業風土に勝るものなし

派遣会社はスタッフを派遣する事で利益をあげます。派遣先が払う派遣料金には、派遣スタッフの給与だけでなく、社会保険や労働保険などの各種保険料やスタッフが有給休暇を使用する際の費用(派遣先からは休暇の際には時給が支払われないので、先にストックしておく必要があります)、更には、給与支払い等の経理や総務などの管理費だけでなく、勤怠管理等の管理費も発生します。

派遣会社は派遣先からの支払いが100だとすると、スタッフの給与で70を使用し、各種保険で約11、休暇の積み立てで4、管理費で10程度を使用します。これを合計すると、95となり、全体100のうち、95が使用されますので、派遣会社の利益は5という事になります。非常に薄い利益の中で新たに採用する為の広告費を捻出する事になります。

各種保険を詳しく見てみると・・・

保険料金は個人の労働時間や時給によって一定でありませんので、概算となりますが、労災保険0.3%、雇用保険0.7%、健康保険5.4%、厚生年金9%程度、合計15.4%が賃金に対してかかります。売り上げに対しての賃金が70%程度ですので、売上げを100とすると、賃金は70ですので、70の15.4%なので、10.8となり、100からの割合は10.8で全体の約11%と考えられます。

この利益である5を削り、スタッフに75を支払うと働いても働いて利益が残らず、採用して新たな売上げを立てる事が出来ずに、ただただスタッフが減っていきジリ貧になっていくだけとなります。

スタッフを常に増やし続ける為には、IT化や管理部門の集中などで管理コストを最大限にカットし、そこで生まれる利益を新たな売上げを上げる為の費用として広告費に経常していかなければならないのです。10%として計算している管理費を6や5にしていく努力が必要なのです。

管理費を削るという事は営業マンひとりひとりが管理する人数が多くなる事を意味します。この際に個人の能力に頼った営業スタイルでは継続的な成長は望めなくなります。そこで企業は会社全体での経営合理化を進める事になるのです。トヨタのようにQCサークルが活発に行われている企業では従業員が一丸となって経営合理化を進めています。「カンバン方式」「カイゼン運動」に代表されるトヨタのQCサークルに見習い、個の力ではなく、チームの力で合理化を進めていかなければならないのです。

私はこの度、社長と所長に提案し求人広告のシステム化を進める事になりました。同業他社では既にシステム化が進んでいる会社が多く、この分野においてはかなりアクティブコーポレーションは遅れを取っています。

しかしながら、システム化を進めると同時に、組織の風土を丸ごと変えてしまうパラダイムシフトを起こす事で、まだまだ遅れは取り戻せると確信しています。従業員が一丸となって顧客満足度を上げる為に試行錯誤し、管理コストを下げる為に思考錯誤する事でシステムは最大限に活かされ、そこで捻出されたコストによって、更に組織が大きく成長し、スタッフにとっても、従業員にとっても、働きやすい環境、やりがいのある環境が構築されていくと思っています。

 

企業として残り続ける為には、こういった企業文化を作る事が必要だと強く思います。

 

常に改善!更に良く!もっと良く!

 

こういった風土に勝るものはないと思います。

 

以上です。