意欲と報酬の相対性

意欲という言葉があります。積極的に行動しようとする意思のことです。

人間が意欲的になる時というのは、その先の欲求が達成される喜びがイメージできるからだと思います。

例えば受験勉強。どうしても合格したい!この高校に行きたい!この大学に行きたい!絶対行きたい!と思ったのならば、自発的に勉強し合格した時の事をイメージします。これが勉強の意欲です。

今日は意欲と報酬について書こうと思います。

私は社内で一番最後に帰ります。毎日ではありませんが、最後まで居残りしています。

会社からの指示は早く帰るように、作業を効率化するようにと言われていますが、自分自身が納得出来る対応がしたいので、適当に手を抜く事が出来ず、時間がかかってしまいます。残業代が欲しいとか、稼ぎたいというよこしまな思いではなく、純粋に納得しないと帰れないという理由です。

企業の成長というのは、社員の労働意欲に比例していると私は思っています。

企業が成長しているから、社員が意欲的になるのではなく、社員が意欲的だから企業が成長するのだと思います。

そして、企業が成長するからこそ労働の対価である報酬が上げられるのだと思っています。

言い換えると、報酬が上がったから意欲的になる。という考えは順番が逆だと言えます。

 

ただ、意欲的に働くというのも目的が違うと話が変わってきます。

会社の業績を上げる為、売り上げをあげる為に意欲的になるのは素晴らしいことですが、自分の為、自分の欲の為であると会社は特にメリットを得られず、業績に繋がらない、報酬を上げる根拠がない。という事になってしまいます。

管理者ともなれば、ある社員の行動で他の社員の意欲を削いでしまう可能性がある場合は、そのケアもしなければなりません。

下手をすると、その社員のせいで多くの人が入れ替わるというケースも出てきてしまいます。

 

実例をあげると、豊川にある営業会社さんがあります。その営業会社さんは1人の営業マンに1人の事務スタッフを担当させています。俗にいう営業事務です。営業マンは成績が重視され、成績の良い営業マンを担当する事務員は、他の営業マンを担当する事務より仕事が増えます。その中に群を抜いて成績の良い営業マンがいます。成績が抜群に良い営業マンなので、会社としては大事にしたい、沢山の報酬をあげたいと思うのですが、その営業を担当する事務スタッフはすぐに辞めてしまうそうです。

アクティブコーポレーションの豊川営業所にも、その営業マンを担当していた元事務員さんがお仕事を紹介して欲しいと相談に来ました。過去の職歴を聞いてみると、1社だけ。まさにその会社さんだけでした。そして、入社時からパワハラ・セクハラのオンパレードで、最終的には「○ね!ブス!」(※過激な内容の為、伏せさて頂きます。)と言われ、退社したそうです。

面接をした私的にはむしろ可愛い子で、とてもブスと言われる要素はなかったのですが、そう言われたと言っていました。自分が辞めた会社のことを良く言う人はあまりいないので、話半分くらいで聞いているのですが、半分でも凄い内容だなと思いました。

ピンチをチャンスに!ではないですが、面接に来てくれた女性には家から近い事務の仕事を紹介し、その子が辞めた会社はきっと事務員を欲しがっているだろうと思い、営業をかけてみた所、新規の契約に結びつきました。

しかしながら、紹介したスタッフは1ヶ月もしないうちから他を紹介して欲しいと言ってきて、辞めたい理由は暴言に耐えられないという事でした。

その会社さんの管理者の方とミーティングをしましたが、成績が良いので自由にさせている。事務員は他の派遣会社にまた頼むからいいよ。という感じで取り合って貰えませんでした。その管理者の方も人事では頭を悩ませている様子でした。

意欲的に働いてくれる事は非常に有難い事なのですが、それによって周りがダメージを受けるようでは、やはり組織としては困るという例となります。

 

経営者や管理者は社員の労働意欲が会社に向いてくれるよう導き、チームワークで業績を上げる事が大切だと再認識しました。

 

会社の看板を背負って仕事をする以上、会社の業績をあげる事に意欲を注ぎ、先輩は後輩の成績が伸びるように指導し、管理者は組織全体の成績が伸びるように管理・監督をしなければなりません。個人の成績の為に誰かが犠牲になるような組織では長続きしないと思ってしまいます。

意欲的に働けば報酬は後からついてくると思います。

豊川営業所はまだまだ小さい営業所ですが、チームワークで伸びていきたいと強く思いました。

以上です。