教育と訓練

昔に読んだ本に「組織作りは人作り」と書いてありました。

人作りとは何だろう?というのが正直な感想です。

本全体では組織に属する人材を成長させる事で組織が成長するという事なのですが、具体的に人材が成長する為には何が必要なのでしょうか?

大手企業を見習ってみると入社時研修や研修後のOJTが目につきます。

入社時に会社の方針や会社の規則を徹底的に教える事でどのような事をすれば、どのように評価されるかを学びます。そして評価を得る為に仕事に望みます。その仕事も先輩や上司がOJTにて教えます。こういった方法で今まで素人だった人材が仕事を覚え、会社の為に動くようになります。

私が考える人作りは教育と訓練です。

教育は気付きを与え、その気付きに必要な知識を得て貰う事です。教科書で教えるというよりは自らが考え、自ら知識を増やして貰う事が必要だと思っています。簡単に説明すると、教育とは頭を動かして知識を得て、訓練は体を動かして経験を得る事だと言えます。

教育は比較的どの企業も必要性を理解していて、セミナーを行い、勉強したり、仕事を通じて成長を促したりOJTにより業務知識を得たりと様々な方法が取られていますが、訓練については少し曖昧な気がします。教育で個々の力が上がったとしても、組織としての強さは訓練なしには上がりません。

避難訓練を例にあげると、避難訓練は決まった避難経路を指示に従って速やかに避難する事を徹底して行います。指示に従わない人には注意を行い、徹底して貰います。私はこのように避難した方が安全だ!と言う人を放置してしまうと、訓練になりません。何度も繰り返し行い、より早く避難出来る方法は?より安全に避難出来る方法は?と考え、全員にそれを守って貰う事が必要になります。それを体で覚えて貰うのです。

教育で上がった個々の能力をバラバラに使っていては組織として成長したとは言えません。訓練によって組織のチームワークを強化する必要があるのです。

企業における訓練は会社の規則を徹底して守る事です。提出しなければいけない資料は例外なく提出して貰う事。私はこの資料がいい!この書式が分かり易い!という例外は認めてはいけないのです。一番分かり易いもの、一番伝わるものを統括する人が考え、それを全員で徹底しなければならないのです。そこで起こった問題点は統括する人が修正し、更に効率の良い資料を作り上げていくのです。

こういった訓練を日々の業務に組み込んで行い、徹底して継続させる事で組織が強くなっていきます。体に染み付くまで訓練する必要があるのです。

ここまで書いてみて思ったのですが、なかなか偉そうな事を書いてしまいました・・・・。しかしながら、組織として強くなる為には個々の成長と、組織としての団結が必要不可欠だと思っています。

以上です。