ドンマイのある組織

Don’t mind(ドント・マインド)という和製英語があります。

野球やサッカーなどのスポーツの試合中などでミスを犯したチームメイトに声をかける時に使う印象が強い言葉です。「気にするな」といった意味が込められています。

「ドンマイ」という言葉で、失敗があっても、次は皆でカバーすれば大丈夫だよ!という一体感が生まれます。

もし、試合中に失敗した人を責め立てたらどうなるでしょうか?その人は動揺してしまって、同じミスを繰り返すかもしれません。失敗しないようにと縮こまったプレーをしてしまうかもしれません。基本、試合中に失敗した人を責めても良いことはひとつもありません。だから、「ドンマイ」と声を掛けて励ますのです。

 

先日、ドンマイはスポーツだけでなく、仕事でも重要だと気付かされる出来事が身近に起きました。

家族で勢川といううどん屋さんにランチを食べに行った時の話です。

お店は動物園の近くという事もあり、家族連れが多く混雑していました。名前を書いて30分程待つと、名前を呼ばれ席に着く事が出来ました。座るまでに30分かかるくらいですから、注文してからも予想通り時間が掛かりました。

こういった時は他のお客さんもイライラしていて早く食べたい!という気持ちが待っている雰囲気からも伝わってきます。そんな中、私たち家族の注文した商品が届けられました。一番最初に私が注文したもの、続けて家内が注文したもの、そして最後の長男が注文した商品が届くと思っていた矢先、厨房付近でガチャンと音が聞こえました。

私は。あーーーやっちゃったか・・・・と心の声を出しました。

多分アルバイトであろう若い女性が走ってこちらに来て、「私が料理をこぼしてしまいました。すぐに作り直します!」と声を掛けに来てくれました。それと同時に「至急・にかけ」という声が聞こえ、これは10分程待たされるのか?と思ったのも束の間、3分もせずに長男が注文した商品が運ばれてきました。「お待たせしてしまって申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げる女性と、失敗してしまった女性を店全体でフォローしようとするチームワークに感動に近い気持ちを持ちました。

「なにやってるんだ!!」という罵声が聞こえてきてもおかしくない状況です。しかし、そういったネガティブな対応は一切なく、清清しいほどに爽やかな対応でした。

私はそうか、お店という組織でもチームワークが大切なんだ。ドンマイの気持ちが大切なんだ。と強く思いました。

 

会社でもミスをした同僚を会社全体でフォローするような体制があれば、ミスした人は回りに気を使わせてはいけない!と努力するでしょうし、フォローした人も自分も注意しようと思う事でしょう。

怠慢などで起こしてしまったミスは注意や指導が必要ですが、必死にやって起きてしまったミスは全員でフォローするべきです。それがチームワークだと思います。

忙しければ忙しい程、ミスは起こりやすくなります。

ミスした人を責めてモチベーションを奪うのではなく、皆でカバーしてチームワークを深めるという事は実は大切な事だと思いました。